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2016.12.23

奇跡の靴べら。

[ 神楽坂 貞 ]

plum2015-1-1.jpg


岩手で作られている
オノオレカンバの靴べら

奥にある飴色に変化しているのが
貞のオープンする2001年の時に
催事で職人から
自分用に買ったもの


一目で気に入り
短いタイプと長いタイプを
買った


名入れをしてくれるというので
ローマ字しかやったことないと、言われたけど
どうしてもカタカナで入れて欲しいと頼んだ


「うまく彫れないと思うけど」と
言いながらも快く受けてくれた


http://www.sadakagura.com/txt/2011/04/post-20.html


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plum2015-1-3.jpg

その靴べらが無くなった。


お店をオープンして3~4年位した時のこと
少し酔っぱらった男性達が来店し
靴の試し履きをして靴べらを使用したのを最後に
その靴べらは無くなった。


当然
盗られた!と思った。


そして残念ながら
諦めた。


でも
数日したある日

「すみません、貞ってここですか」
と、男性が来店。


「実はずいぶん前にお店に来た時に
酔っ払っていたから無意識に靴べらを
鞄に入れて帰ってしまったんです」

「酔っぱらっていたのでお店覚えてなくて
靴べらに書いてあった「サダ」を頼りに
探していたんです」


当時はネットも無い時代
探すといっても一苦労


奇跡だし
お客さん
にも
感謝だし


凄いことがあるもんだなぁという話を
近所の常連さんが、その靴べらを
買ってくれたタイミングで話をした。


そしたら
その常連さんが
「うちのマンションでもその靴べらで
不思議な事あったんですよ」と


マンションの掲示板のところに
「落とし物」ってその靴べらが
引っかかっていたらしい。


そんなことって普通ないですよね。

たぶん、
落とし主は持ち歩いて使っていて
落としたんではないかと。


そんな出来事があったという話を聞いて
またまたびっくり。


不思議なことって
あるんですね。

今年っぽく言うと
「神ってる」って
言うんでしょうね。

http://www.sadakagura.com/txt/2015/02/post-295.html

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